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【コラム】心が折れない・燃えつきない目標設定の方法

2024/07/19 更新

はじめに

目標は「どうやって達成するか」というよりも「どうやって設定するか」という方が重要です。
目標を立てるとき、お子さまと会話をするとき、心に留めておいていただくといいのは次の4つです。

イント① 色々な機会を通じて子どもと話す機会を意図的に作る。  

学年が上がると親子での会話量が減ってくることがあります。
保護者様にはぜひお子さまとひざを突き合わせて話をする機会を作っていただきたいと思います。
中3生になると「志望校提出」という通知がきます。しかも期限は3日後ということも。
多くのご家庭がうまく話し合いの機会を持てずになんとなく提出してしまっているということが毎年起こっています。

ポイント② 親子で話し合った場合も最終結論は子どもに決めさせる。

親子で話し合いの場をうまく持てたとしても、保護者様が、お子さまを自分の思う目標に誘導してしまっているケースもあるようです。
その場合、高校で嫌なことがあると、お子さまは「どうせ自分が選んだ高校じゃないし…」と人のせいにするようになります。
自分の人生の成否を人のせいにすることはあまり幸せなことではありません。
そうならないためにも「最終結論は子どもに決めさせる」のです。

ポイント③ 目標は3段階で設定する

A目標/全てが計画通りに進み、さらに思わぬラッキーも起こる、夢のような目標。

B目標/本来の目標。自分の計画通りやり遂げたらクリアできる目標。

C目標/何はなくともこれだけは絶対にクリアするぞという目標。問題が起きてもクリアできる最低限の目標。

設定した目標がB目標だけでは、自分自身が結果に振り回され、いたずらに喜んだり、自分を責めたりと安定しない心理状態になります。

そして、A目標のない状態で、ある程度B目標がクリアできるようになると、心から頑張ることにワクワクできないいわゆる「燃え尽き症候群」に陥る生徒もいます。

さらに、C目標のない状態だと、B目標をクリアできないことが何度か続くと、心が折れてしまうことがあります。そのために、本来の目標「B目標」の上に、更なる目標「A目標」を、その下に自分の心の支えとなる「C目標」を設定することをおすすめします。

ポイント④ 結果も大事、プロセスも大事ということを子どもに伝える。

成績アップなどの結果も大事なのですが、そこに向かっているお子さんの「がんばり」もほめてあげてください。
100点取ることは素晴らしいし、1番を取ることももちろん素晴らしいです。
しかし結果が80点でもお子さんが今までにない「がんばり」をしていたのだとしたら、お子さんの成長は計り知れないものがあります。

そしてもう一点、お子さまの「がんばり」に気づくということは、保護者様がお子さまのことを良く見ているという証拠だと思います。
そのことをお子様に伝えてあげてください。
「私はあなたのことをいつも見ていますよ」と。
そのことがお子さまにとってどんなご褒美よりも大切な宝物になると思います。

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